昨年10月分以降のブログを更新していないけど、2025年はフリースタイルで行くと決めたので順不同で徒然なるままに更新しちゃうぞ〜

年末年始に体調を崩して、「長い休みの期間にブログを更新するぞ!」という決意が粉々になったしメンタルもへなへなになった。咳が止まらなくて何もかも悲しかった。治りかけてるけどまた喉が痛い気がする!もういいよ〜…

おもしろ荘で十九人のネタを見てからややハマりかけてる。すごい琴線にワサワサ触れてくるんだけど、自分が面白いと感じてるのかどうかはよくわからない。でも見ちゃう。十九人が好き、というよりゆッちゃんwの話し方とか間のとり方みたいなものが好きな可能性がある。ゆッちゃんwがポケモンやってて泣いた話とか、ラーメンズのおかげで友達ができた話とかしてて、他人が話してる知らない話なのに「わかるっ、わかるよっ」の気持ちになっちゃって涙出そうになった。自分が同じ状況になったら全く同じ感情を辿りそうな気がする。魂がちょっと震えた。妹が『大喜る人たち』のチャンネルが好きで去年おすすめされたから結構見てたんだけど、この動画のゆッちゃんwの回答が2024ベスト回答ランキング1位に選ばれてて納得と感動があった。応援したいです。

「女子高生コンクリ詰め殺人事件」準主犯格Bの最期のシリーズ全3回読んで更生とか贖罪とか共生って難しいな〜と思ってたんだけど、Twitterでの感想が「もっと酷い死に方すれば良かったのに」みたいなのばっかりで気持ちわかるけどそういう話じゃないじゃん〜全部読んでないのか全部読んでその感想なのか…およよ…と落ち込んだ。これ読むちょっと前に田房永子氏と西井開氏のトークイベントの記事を読んでて、ここにも「加害者の異常性にばかり焦点があたり社会を問う話ができない」とか「「行動」と「人格」を分けて出来事を捉えなおすべき」という話題があって、行動とか結果だけ見てると話進まないよな、分断よくない、自分も物事見る時短絡的にならないよう気を付けよ〜と思いました…。あと「最近聞けてなかったけど風邪で落ち込んでるから笑いたい時にはこれだな」と思って『安住紳一郎の日曜天国』の2024年総集編聞いたら、家庭学校について話してて、創設の歴史とか理念聞いて感動した。家庭学校の歴史はこちら。愛とか絆とかって人を縛り付けるだけの言い訳になりがちな気がして苦手な言葉なんだが、愛にできることあるある、まだある、よな〜と思う。なんか考えさせられた年始。

上の記事の取材構成してるのが『ヤジと民主主義』のプロデューサーの山崎裕侍氏で、地方で骨太な取材してる人がいるのかっこよいなと思うし希望がある。ドキュメンタリー見たいなー、今は『どうすればよかったか?』が気になってます。絶対に映画館で観るぞ〜そのために体調を万全に整えたいです…。

2024年9月

9月一瞬で終わってビビる。今年一番体感速度が速い1ヶ月だった。休みの日が多かった上に、休日は一日中寝て過ごす日も多かったからな気がする。寝まくってたら人生を巻きで終了させられるのかもしれない。

3年くらい使ってる化粧品が結構あったのでまとめて捨てて、その分新しく買い足したんだけど、バズってる化粧品を爆買いしたらかなり顔が美しくなった(当社比)し、新しい顔を手に入れられて面白い。化粧楽しい。良い美容液ってマジで効果あるんだなと学んだ。あと肌綺麗にしたかったらよく寝るに限るなと思った。

 

特に日記に書くまでも無いけど、今月食べたごはんを載せときます。麺好きだね。自炊も揚げ物の楽しさに気が付いて視野広がった。やや胃にもたれたけど。強靭な胃腸が欲しいです。

ロイホシンガポールフェア。「シンガポールフェアをやる」という気概の時点で好き。ラクサがエビの旨みが効いてて美味しかった。シンガポール・スリング風デザートも少し苦味があってスッキリして美味。

横浜Cheese Cafeで食べたチーズパスタ。チーズは喜びそのもの。

カプリチョーザの夏パスタが食べたくて川崎まで行ったけど品切れで泣いた。仕方なくチーズと生ハムのパスタを注文し気持ちを鎮めた。写真は無いのですがパテ・ド・カンパーニュが美味しかったです。飲酒不可避。

大森のトラットリア フルジェンテで食べたツナ・アンチョビ・オリーブ・ケッパーのペペロンチーノ。写真は微妙だけどマジで美味かった。飲酒不可避になってしまったのでランチタイムだったけどグラスの白を追加してしまった。ワイン好きだからフレンチとかイタリアンで飲酒スイッチが入ってしまうらしい。前菜、パスタ、デザート、紅茶にグラスワイン付けても2,100円で安すぎて美味すぎて泣いちゃいそうだった。

 

9月7日

大学時代に在籍していたゼミの周年パーティーに参加した。

大学時代「あのゼミはほかのゼミに入れないような人材も受け入れてくれる」と聞いて入ゼミしたのだが、そういった懐の広さもあって教授の人望が厚く、1期生から現役のゼミ生まで、かなりの人数が集まって数年に1回パーティーを催している。

パーティーとか苦手なのだが、最近はもう開き直って社交性を一切発揮せずにひたすら飲食して過ごしている。昔からそうだったかもしれない。

久しぶりに会う同期や先輩・後輩もいて楽しかったが、所在なくなってきて、最終的には会場の端に並べられていた椅子に寝っ転がったりしていた。今振り返ると大人なんだからよせよと思う。

 

9月16日

渋谷道頓堀劇場でストリップを鑑賞。

友人が「この週はやばいよ」とおすすめしてくれたので。特に風花カフカさん、春野いちじくさん、宇佐美なつさんを激推ししてもらったのだが、御三方とも素晴らしくて本当に行って良かったな…と感動。ストリップにはセレンディピティがある。総合芸術。人となりが全部表れる感じ。また観に行こうと思います。

中抜けして食べたグッドウッドテラスのジャークオーバーライス美味しかった。ビールが進みそうなお味。今度ゆっくりジャークチキン食べに来たい。

 

9月21日

「老人週間」って知ってますか。「国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促す」ことを目的に老人福祉法で定められているらしい。この期間、都内の様々な施設について、60歳以上の人とその付添者1名の入園料が無料になるとのこと。

60を過ぎた父が「上野動物園に無料で入れるから一緒に行こう」と言うので付き添った。

トラが元気で嬉しい。ファンサがすごくてガラスの近くまで来てくれた。

私「この鶴すごい姿勢で寝てるね。」

父「ヨガだね。」

私「片岡鶴太郎ってこと?」

なるべく早い時間帯に行ったが、まだ暑いからか元気の無い動物や展示時間が終了してしまった動物が多く少し残念。シンシンとリーリー鑑賞待機列以外は比較的空いていて快適だった。

 

9月29日

新宿でバンド練習。

みんなストイックに練習してきていて形になりすぎていた。すごい。

私は突然の腰痛のためにレンタルしたギターを使って座って演奏という無様さだったが、みんなが良い感じだったのでどうにかなった。突然の腰痛こわいよ。

練習後に久しぶりにバーミヤンに行ったら楽しすぎてびっくりした。変わった料理がめちゃくちゃあるじゃん!ファミレスって楽しすぎないか?

友人はスーパーハードな案件に巻き込まれていて本当にあった怖い話を聞かせてもらった。人生一筋縄ではいかなすぎる。これもサターンリターンてやつですか?

 

9月30日

有給休暇を取り、健康診断へ。身長がちょっと伸びていたっぽくて自分にもまだ伸び代あるんだと驚いた。

代官山へ移動し、ハブモアカレーでカレーセットを食べた。ずっと来たかったけど、どの駅からも絶妙に遠くて来る機会を逃していた。やっと会えたね。チキンカレーと豆カレー、ラプチャートマトを注文。ひとつひとつが美味しくて、まぜまぜしても美味しかった。今度チーズキーマカレーも食べたい。

SPACE ODDでゆっきゅん10th ANNIVERSARY TOUR「生まれ変わらないあなたを私が見てる」を鑑賞。

尋常じゃなく良すぎた。バックバンドのラブドラゴンがガチすぎる。みんな演奏上手すぎるし特にベースがブリブリすぎる。みんなゆっきゅんの衣装や私服を着ていてかわいかった。アレンジが本当に良すぎて…ライブアルバム出してほしい。腰痛があって思い切り動けなかったんだけど、踊らずにはいられなかった…。

2024年8月

長いこと体調が微妙に悪くて一日中寝てるみたいな日も多かったんだけど、20日の満月を過ぎたら嘘のように元気になりました。急にスピリチュアルなこと言ってすみません。ついたちの内容がスピリチュアル過ぎるかもしれないしやたら長いので、よくわからなかったら読み飛ばしてください。

今月の気付きとして、私には「他人に優しく自分に厳しく、しかしその自覚はない(もっとかんばらなきゃと思ってそう)」みたいなストイックな友達が多いんだなと思って刺激をもらいました。まあでも頑張りすぎないで…。

 

8月1日

三軒茶屋のtwililightで行われたイベント、きくちゆみこ+淡の間『星のめぐりとわたしたち』に参加した。

きくちゆみこさんのエッセイ集『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』の出版記念の企画。エッセイにも登場する占星術師の淡の間さんとお二人で、エッセイの話やきくちさんの星読みをするという内容だった。昨年12月に開催予定だったんだけど延期になっていて、やっと開催されて嬉しい。

きくちさんのことは、昨年twililightで開催された『シナモンロール・ホームパーティー』というイベントで知った。金井冬樹さんときくちさんが共同ホストで、参加者みんなで車座になってシナモンロールを食べながら打ち明け話をするという、変わってるけどあったかいイベントだった。エッセイ集にもその日のことが書いてある。「話し下手なくらいが聞き手は前のめりになってくれる。会話って一方的なものではないよね」という話をしていた参加者がいて、話し下手の自覚ありの自分はすごく救われて、印象的な夜だった。その時きくちさんは私の隣の席に座っていて、拙い私の話を私の顔を見ながら真摯に聞いてくれて、すぐファンになってしまった。淡の間さんもその時話題に上がって、金井さんもきくちさんも懇意にしている占星術師ということだった。私も気になったので、その数ヶ月後に占ってもらい、かなり元気づけてもらった。2023年の生きる糧になった。

 

『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』は素晴らしい本なので、またの機会に感想とか書ければと思う。イベントでは「だめをだいじょぶにしていく」過程について占星術を交えて語っていてめちゃくちゃ感銘を受けた。

きくちさんは長年ZINEを制作していて、文章を綴ることで自分の人生やコンプレックスと向き合い、書くことが自分にとってのセラピーになっていたけど、自分の文章を他者に読んでもらうことで、だんだんと自分だけでなく他者にも作用するようになったという趣旨のことを語っていた。

淡の間さんはこれを受けて、小惑星のカイロンについてのお話をしてくれた。カイロンは魂の傷を表す星であり、カイロンが示す負い目を自分が克服した時、他者への癒しになるそう。きくちさんはコミュニケーションを表す双子座のカイロンがキャリアを表す10ハウスに入っていて、書くことで見つけたセラピーが誰かの傷を癒し、キャリアにもつながっているということだった。

「今まで人との関わりを避けてきた。本心ではしたいと思っていたけど、そんな人間じゃない…と思ってやってこなかったことが“人と居たい”ということだった」というようなことを言っていて、グッときてしまった。

ちなみに私がブログを書けないでいる間に、きくちさんが新しい連載を始めていた!『人といることの、すさまじさとすばらしさ』という連載。ここから見られるはず。イベントでも「私が私をすることのすさまじさとすばらしさ」という言葉を発していて、人がその人らしくいること、その人らしくいながら他者とどうにかやってくことってほんとすごいことだなと思う。

 

イベントの後、気になって調べたら、私のカイロンは乙女座で7ハウスに入っていた。乙女座は完璧主義を表していて、7ハウスはパートナーシップを表しているらしい。つまりは異性との関わりの中で「自分はいつまでも未熟だ」と自己批判を繰り返してしまう、というのが私の魂の傷らしい。克服するには、自立して他者と対等な関係性を築き、できないことではなく、できることに目を向ける必要があるとのこと。

心当たりありすぎて笑った。「自分の生活や収入が安定していないと、パートナーに金銭的に依存したり卑屈になったりして結果ナメられる。ナメられると歪んだパワーバランスが生まれる」と過去スマホのメモにも書いていたし、「自立して自分に自信を持たないと対等なパートナーシップを構築することは難しい」と常々考えていたので、めちゃ納得感ある内容だった。あと8ハウス天秤座のジュノーも「対等な人間関係じゃないといやだ、ナメてくる奴はころす」感がある小惑星も調べてみると面白い。自分の課題が自分で分かっていたことにちょっと誇らしい気持ちになった。

サビアンシンボルの話もあったので、自分のも出してみた。こうやって見ると他者とのかかわりが大事な人間な気がしてくる。心身ともに一体化したくて恐る恐る他者と繋がろうとしてるの健気でウケた。プログレスの太陽が双子座に入っているので、コミュニケーション頑張ってみようかなと思えますね…。まだまだ良くなりそうなシナジー

アセンダント : 水瓶座30度「アーダスの咲いている野原」何ものにも捉われず、自由に軽々と生きていく

太陽 : 牡牛座6度「渓谷にかけられる建設中の橋」人を見て己を知る。試行錯誤しながら相手と繋がる

月 : 蠍座4度「火のともったろうそくを運ぶ若者」心身ともに一体化できる信頼できる相手と共に生きる

カイロン : 乙女座3度「保護をもたらす2人の天使」秩序や調和を大切にする。自分が選んだことへの確信

プログレスの太陽 : 双子座5度「過激な雑誌」人の興味を引くようなインパクトのある言葉を使い刺激する

イベントの冒頭、アイスブレイク的に来場者全員に聞かれた「今日見た美しいものは?」の問いに私が回答した、会場の下の階にあるカフェ・二コラで食べたイサキと万願寺とうがらしのパスタ。美味しいうえに美しい。今度はデザートも食べたい。

 

8月4日

体調不良により気が滅入っていたので、胃腸の調子が良い日は思い切り美味しいものを食べようと思っていた。そしてその時が来たので、東京駅の米沢牛黄木で米沢牛ローストビーフ重定食を食べた。肉の脂って脳に直接作用してくるよね…。美味しかった…。贅沢をしてかなり満足した。

化粧品店で購入しようとした商品がショッパーに入っていなかった

2024年7月 - 毎日がゴールデンウィークだったらいいのにな

双眼鏡をライブ会場に落としてきた

2024年7月 - 毎日がゴールデンウィークだったらいいのにな

先週のやらかしの尻ぬぐいをするためにライブ会場や化粧品店に行った。ついでにシャネルで口紅も買った。が、なんとなく思い立って調べたら、シャネルはイスラエルに加担してる企業だと気づいた。もやもやしたので、代わり?と言ってはなんだけど少額募金した。戦争いつ終わるんだろう。

フジファブリック20th anniversary SPECIAL LIVE at TOKYO GARDEN THEATER 2024『THE BEST MOMENT』に行ってきた。

チケットを取ったのは活動休止が発表されるよりも前で、「周年ライブだし久しぶりに行ってみるか」くらいの気持ちで応募したんだけど、結果的にこのタイミングで観られてすごくラッキーだった。

最初スクリーンでライブの様子やMVなどバンドのこれまでを振り返るような映像が流れてたんだけど、志村がいた頃と聡くんボーカルになってからが同列で扱われている感じがあって良かった。亡くなった人は特別になってしまいがちかなと思うけど、現在進行形のバンドってことが表れてる気がしていいな~と思った。

途中で数曲、バンドの演奏に志村のボーカルを乗せて披露していて、はじめの『モノノケハカランダ』は大丈夫だったけど『陽炎』で感極まってちょっと泣いてしまった。バウムクーヘン』は志村のデリケートな感性が表れた歌詞でこれも泣ける。若者のすべて』はさすがに泣かせにきすぎてるよ~と思ったけど、無かったら無かったで「え?」ってなってただろうから納得することにした。後ろで流れる映像を観て、生で見たことはないけど、志村って本当綺麗な人だったんだなあと思った。

『星降る夜になったら』が好きな曲なので生で聴けて良かった。終盤で叩きこなす大地くんスゲー。ていうか伊藤大地星野源と浜野謙太と田中馨野村卓史がいたSAKEROCKって改めてやべーな、と横道に逸れたことも考えてしまった。

山内総一郎という人間を思う時に私が思い出すのは、入籍した時に平岩紙が「純粋なものと共鳴できる綺麗な方だと思っております」と形容していたことなんだけど、もちろん聡くんだけの力では無いとはいえ、ここまでフジファブリックが続いてきたのって聡くんの人徳のおかげも結構あるのではないかなーと感じる。そんなフジファブリックのこと詳しくないんですけどね…。

活動休止は驚いたけど、ライブを見た感じ後ろ向きな理由には思わなかったから、またいつかやろうという気持ちになってくれたらな、またライブ観たいなと思いました。

別々の席だったけど、友人も来ていてライブ終わり一緒にごはんを食べた。デニーズのフレッシュ桃のふんわりショートケーキ、写真だとなんじゃこりゃだけど美味しかった。

「見切れ席が発生することがわかっているのに見える席も見えない席も同じ金額でチケットが売られることが耐えられない」「ロイヤルホストに行きたいのに気軽に行ける立地に無い」みたいな話をした。共感しかない。一人で行動するのも楽しいけど友人と会えるとスペシャルな気持ちになるな〜と噛み締めて帰宅した。

 

8月10日

AMH検査を受けた。会社の福利厚生により無料で受けられたので。周囲の人から不妊治療の話とか聞いて、自分の体のことを知る機会を増やした方が良いような気がしたのもある。にしたんクリニックのグループって不妊治療とかもやってるんですね。

採血してもらい、数十分くらいでサラッと終わった。簡易検査ではあったけど、とりあえず病気の可能性などは特になさそうで安心した。

結果を待っている間、友人が貸してくれたイ・ランの『私が30代になった』を読んでいた。1周読んで「手元にあったら嬉しいだろうな」と思って自分でも買うことにした。いつでも会える友達みたいな存在になりそう。

これが30歳のリアルだよね~とちょっとホッとする。なんかまだ全然こどもの気持ちでいるのに平気で30年生きてるからやばいよ、でもそれでいいんだ…と安心できた。それに30歳になった年に「この本を貸そう」と思ってくれた友人が居ることが既にもういい感じだな。

昼食はロイホへ。シンガポールフェア目当てだったが、お盆期間中は販売休止していた。無念。ゼロの状態で自己と向き合い、一体何が食べたいのか、何を食べれば満足できるのかを時間をかけて考える。ビーフジャワカレーという回答に行きついた。

初めて食べたのだが、え?美味すぎだろ…。もうカレー食べに神保町とか行く必要なくないか?衝撃的に美味いですね。カレーはもちろんなんだが、チャツネと福神漬けが美味すぎる。ロイホはコスモドリアがお気に入りだったのだが、ビーフジャワカレーが一番好きなメニューになりそうな勢い。

マンゴー&カスタードプリンパフェ~ひまわり~も注文。マンゴーの南国フルーツ特有の青い爽やかをまとった濃厚さ、プリンと生クリーム、アイスクリームのもったりした味わいのコントラストがエグいすね…。そこにパッションフルーツソースの酸味が効いてくる粋な演出…かなり良かったです。

 

午後は国立近代美術館でTRIO展を鑑賞。

パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館のコレクションから、共通点のある作品でトリオを組み構成するというちょっと変わった展示。ピカソマティスシャガールバスキア草間彌生藤田嗣治などなど、名だたる作家の作品が並んでいて見応えがあった。

このような感じ↓で3つ並べて展示してある。

回顧展に行ったデ・キリコブランクーシの作品も隣合って展示されていた。第3章「夢と無意識」の展示作品がどれも幻想的で好きだった。

特に印象に残っているのは、「よし次の作品に移るぞ」と隣の部屋に移動しようとした時に、萬鉄五郎の『裸体美人』が挑戦的な眼差しをまっすぐこちらに向けてきた瞬間で、これは狙ってこういう配置にしたんだろうな〜というのが伝わってきた。作品の選出はもちろんなんだけど展示方法もすごい大事だよなと思うので、遊び心が見えるのはなんか嬉しいです。

絵画だけでなく写真や彫刻、映像なども展示してあって、映像作品のジュリアン・ディスクリ『Marathon Life』、百瀬文『Social Dance』もかなり良かった。前者は男の苦悩、後者は女の苦悩という感じで、対比するように展示されているのがいいなと感じた。

Marathon Life』は男性が走ってる映像に、男が物心ついてから死ぬ瞬間までのモノローグの音声がついていて、人生をマラソンにたとえるのはありがちだけど、各年齢の独白がリアルすぎて胸にウッと来た。小さい頃の記憶が車の後部座席なのわかるな〜と思った。あとまったく予期していなかった別れとかもあるな〜と感じた、だいたい全然気づかないうちに関係性って終わっていて切ない。映像の途中から最後まで観て、そのあと最初から途中までを観て…という順序で観たので、オチを知ってる状態で前半を観てるから途中のところにくるにつれ「あ〜…😭」になった。

『Social Dance』は耳の聞こえない女性と聞こえる男性のディスコミュニケーションについて描写していて、こちらも女をスンとさせる男の造形がリアルすぎてウッとなった。こういうつまんないこと言う人いる〜。手話で会話が展開されるんだけど、男が女の話を遮る時に手話する手を強引に押さえつけていて、他者から言葉を奪う残酷さを視覚的に表現していて暗い気持ちになると同時に作家スゲーと思った。

 

そもそもそんなに混んでいなかったのもあるが、お客さんの多くがそれぞれの作品を見比べるために壁から離れたところから鑑賞していたので、ぎゅうぎゅうしていなくて見やすかった。自然と3つの作品を見比べようと絵画との距離が遠くなるので、絵画らしい眼差しを取り戻すことができて良かった。

近距離からまじまじ観るのももちろん良いんだが、最近展示を観に行くと絵が密集しすぎているし、写真を撮ろうと客が絵の近くを陣取ったりしててゆったり観られないことが多い気がしていたので、そういう面でも満足。

距離を少し取って観ると、作品と対峙している感じがより出てきて心地いい気がする。遠くからゆっくり素晴らしい作品の数々を楽しめる良い展示だった。

 

本日のメインイベント、友人とともに巣鴨のシリンゴルでモンゴル料理を食べつくす。

友人がLINEで「夏の暑さを吹き飛ばそう!モンゴル料理を食べようの会」のお誘いをくれた時はコンセプトが良すぎて圧倒されました。

予約時に「どうせなら脳みそまで食べたいね」となり最も攻めたメニューのコースを注文。もう食えんよというくらい羊の臓物を食いまくった。もうしばらく羊の臓物は大丈夫です。羊の臓物を食べる機会はなかなか無いので安心。

8月が誕生日の友人に今年の抱負を聞くと、「仕事でかかわる外国人と上手くやっていくこと」と言っていて偉かった。海外に本社があって仕事のやり方が違いすぎて大変らしい。

「最近眠りが浅くて5時くらいに一度起きてしまう」と悩みを話したら同級生の2人も同じ状態らしくて年齢的なもの…!?となった。運動不足が良くない気がする。ちゃんと運動をしよ〜

 

8月11日

金井冬樹さんの展示を観に原宿ハラカドに行ってきた。

ついでにHealthyTOKYOでCBDグミを購入した。これで眠り浅い問題に終止符を打ちたい。

昼食はbeet eatで。喜多見の店舗にずっと行きたいと思ってるけど行けてない。この店舗はフードコート形式なのだが、待ってる間に試食したCBDグミが効いてきてあくびが止まらなかった。

梅干しポークキーマカレーとエビのあいがけを頼んだ。美味しいけど店の本質には触れてない気がする…。もっとbeateatらしいジビエっぽいメニューを出してる時に来たい。

目当ての個展「Handmade Heaven(手づくりの天国)」へ。弔いを連想させる過去作と、原宿の土地に根付く、自分だけのファッションを追求するDIYカルチャーにヒントを得て「天国を自分で作るとしたら?」をテーマに、新作を追加して展示していた。

上の写真はその新作で、フランスの哲学者のシモーヌ・ヴェイユの言葉を引用しているとのこと。ほかにもりゅうちぇるが亡くなった時に制作された『十字架上のBE KIND』という作品もあって、分断や差別について考えさせられた。天国には分断は無いのかな?あったら嫌すぎるけどね…。どうにか地上を天国に近づけるよう努力したいものですね。

パレスチナ支援グッズとして売られていたパッチも購入。怒りと悲しみの表情がかわいらしくもあり共感もあり。

ハラカドは変わった商業施設だなーと思ったけど、外国人観光客をはじめ色んな人がいて、気まぐれに展示を覗いていってて、偶然の出会いがありそうでいいバイブスを感じた。

 

8月12日

父に誘われて映画館へ行き『怪盗グルーのミニオン超変身』を観る。BGMが80年代くらいの洋楽が多くて良かった。でも虫が苦手なので敵キャラのビジュアルが結構キツかった。シュガー・ラッシュもキツかったんだけど海外では虫ってそんなに嫌悪感無いんでしょうか?子供の頃トイザらスムシキングのお弁当箱売ってて「食器に虫て」と思ったことあるんですけど私の感性の器が小さいのかな?

 

夜は友人たちとオンライン飲みをした。

「飲み物が好き」「睡眠が人生のテーマ」などの話題で盛り上がった。

まっすぐ真面目なメンツが揃っていて、「みんな仁義があるからヤクザだったら偉くなれるね」という話になってウケた。不器用ですから。この都会は戦場だからみんな傷を負った戦士。ソルジャー。んなことよりお前の方は元気か?ちゃんと飯食ってるか?

あと「全員“先導する人を信用してない人たち”で、先導する人を信用する人たちからすると我々を誰かが先導してると思ってるのだろう」という話興味深かった。一人ひとりが指示を受けることなく自らの戦いのために立ち上がる兵士。私の友人たちってアウトサイダーの集まりなんだなと感じた。

 

8月21日

妹と下北沢で『シソンヌライブ[treize]』を鑑賞。生で観てみたかったのでチケットを取ってくれた妹に感謝。

めちゃくちゃ面白かったし沁みました。基本くだらないんだけど、人と人の出会いにまつわるままならなさが通奏低音的に描かれてる感じがしてグッときた。最後ちょっと泣いた。あと私はじろうの女装が好きだ…。来年の青森公演行きたい。

来る時に雨が降りそうだったけど、終わって外に出たら雨上がってた。後からSNSを観たらゲリラ豪雨でマンホールが吹き飛んだり駅が水浸しになっている場所もあったと投稿されていて驚いた。最高の形で雨宿りできてめちゃラッキー。

ネタを見てたらどうしてもトンカツが食べたくなったのでかつ良へ。ヒレかつ一本揚げ定食、めちゃくちゃ美味しかった…おろしポン酢で食べるのと、しそご飯と一緒に食べるのが最高だった。

20代半ばの時は人生がだんだん良くなるなんて信じられなかったけど、人生ってだんだん良くなることもあるんだってとんかつ食べてたら思った。そして今は人生のいい時。食にインスパイアされすぎてるな。

 

8月24日

バンド練をした。先月餃子を食べながら「バンドやろう」と話していたのが実現した。

餃子屋で話したAちゃんはずっとドラムを続けてるんだけど今回はベースにチャレンジしてもらい、Bちゃんはボーカル、Cちゃんはブランクがあるけど経験のあるドラムをお願いした。

Cちゃんが「全然上手くできないよ〜」と弱気になっているところを、Aちゃんが「大の大人がチャレンジしている姿を見せること自体が目的だから、上手くいかなくても一石投じたことに意味がある」と言ってくれて、餃子屋でちょっと話しただけなのに、Aちゃんと完全にコンセプトを共有できていたことにちょっと感動した。一石投じ屋さんとしてがんばるぞ。

Aちゃんがドラム講座も開講してくれて、すごくわかりやすくて(足を上げるのも1拍として数えるといい、とか)目からうろこで良かった。

Bちゃんとは会って話すのが久しぶりだったんだけど、まじめでしっかりしていて正しいことしか言わないのがめっちゃよかった。Bちゃんが上司に対し「会社に対して愛着を持つのと会社の言うこと全部聞くのは違うと思います」というようなことを言ったらしくて立派すぎた。

Cちゃんの「遊ぶ時間が短すぎないか?」という問題提起もよかった。余暇の時間がなさすぎるので、家事をすべて放棄して遊んでいたら寝る時間が少なくなってしまったらしい。なので今年は睡眠時間をしっかり確保することが目標とのこと。

バンド練習は機材の音の出し方がわかんね〜みたいなことでモタつきながらもなんとなく形になり、めっちゃ楽しいじゃ〜ん!と思って終了できた。今後何度か練習でみんなと会えるのも嬉しい。本番までがんばる。

夜はまた別の友人とごはんを食べた。今後すごい混みそうだから今回は店名を明記しないスタイルで行こうと思います!写真から感じてください。自分のイメージする東京カレンダー的なお店だったので緊張した。黒いシンプルなワンピースとかで行かなきゃいけない店だった気がするんだけどギター担いでTシャツチノパンで行ってしまいました。まあそれはそれとしてとても美味しかった。めくるめかせていきたい。

 

8月31日

キッチンABC西池袋店でオリエンタルライス&黒カレーを食す。『黄金の定食』で見てからずっと食べたいと思っていたが、池袋に行く用事が無さすぎて延び延びになっていた(池袋の駅の構造が息苦しくて苦手でなかなか足が向かない)。オリエンタルライスが本当に美味い。黒カレーも後からスパイシーさを感じられるけど、からすぎなくて美味しい。量が多いのかなと思ったけど余裕でいけた。ハンバーグなどの別メニューもまた食べに来たい…。

友人たちとシネ・リーブル池袋で『劇場版カードキャプターさくら』のリバイバル上映を鑑賞。クロウカードやらさくらカードのセットを買ってレリーズしていた幼少期が懐かしい。映画館は同年代女性でいっぱいだった。以前、六本木でカードキャプターさくら展をほかの同級生の友人たちと観に行ったんだけど、同い年くらいの人は大方影響を受けてるんじゃないかなと思う。

映画は25年前の作品とは思えないくらい作画が美しすぎて何これ…とビビる。たぶん昔にも観ているはずだがストーリーをまるで覚えてなくて「こんな結末なのか〜」と新鮮な気持ちで観られた。

鑑賞後は珈琲専門館 伯爵でお茶をしながらおしゃべりした。「最近のスマホはサイズがデカいのしか売ってなくて納得できない」「ドラァグクイーンのディナーショーは一見の価値あり」といった話で盛り上がった。私もドラァグクイーン観に行くぞと決意した。

2024年7月

今月は9人の大学時代の同級生と会った。30歳の夏にそれぞれ何を考えているか聞けていい経験になった。

自分を幸せにする行動をするために奔走しているのだがなかなか調子が上向かない。会いたい人と会ったり美味しいお店に外食に行ったり上質なエンタメに触れたり寿司を握ったりしてるのだが、いまいち気分が晴れずあっという間に1ヶ月が終わった。もう少し休まないといけなさそう。8月は本を読んだり家でのんびりしたりして過ごしたい。

 

7月4日

ゆっきゅんがInstagramか何かで美味しいと言っていた、まぜそば七の台湾まぜそばを食べた。めっちゃ味が濃くてめっちゃ美味しい。ミニご飯がいい仕事をしている。糖質の摂りすぎで食べ終わる寸前視界がぼやけた。

渋谷La.mama堀込泰行直枝政広の弾き語りツーマンライブを観た。そんなの良いに決まってるだろ…というメンツ。

ヤスは思ってたより演奏や声が安定していていいパフォーマンスだった。『クレイジー・サマー』からの『燃え殻』で泣きそうになった。MCも力が抜けていて面白かった。ナチュラルローソン」と言いたいところを「ナチュラルローション」と噛んでしまい、「なんかエロくなっちゃった」とはにかんでいてウケた。なんでも「常温でも美味しいとPOPに書いていたので"女優が飲んでる水"を買って、本番で飲むのを楽しみにしていたが楽屋に置いてきてしまった」らしい。女優が飲んでる水ってなんなんだよ。

直枝さんは相変わらずいい声だった。自分の親と同い年なのだがそうは思えないくらい伸びやかな声。『1/2のミッドサマー』で夏を感じ、『ANGEL』からの『やるせなく果てしなく』で泣きそうになった。直枝さんもMCが面白くて、ヤスが楽屋でお祭りの笛みたいなもので発声のトレーニングをしていたことをチクったり、「"女優が飲んでる水"なんて商品は無いはず…」と客席と同じテンションでヤスのMCに困惑したりしていた。「最近の悩みはあせも」と、94歳の親に話したら心配されたとのこと。「親は心配させた方が長生きする」というようなことも言っていた。

アンコールは二人でBig Starの『Thirteen』を披露していた。いい…。最後楽屋にはける時ヤスが段差を踏み外してコケていた。ラママ危険すぎる…。

 

7月7日

家族で都知事選の投票へ。暑すぎる。暑すぎる。

エリックサウス八重洲店でカレープレートを食べる。サンバルとトーレン、ケララ風チキンマッパスを注文。相変わらず美味すぎる。あと私のチョイスがナイスすぎてカレー3種の相性が抜群だった。自分のセンスに惚れ惚れしますね。

アーティゾン美術館『ブランクーシ 本質を象る』展へ。会期終了滑り込み。

以前森美術館のLOVE展で『接吻』、国立西洋美術館キュビスム展で『眠れるミューズ』は観ており、一度見ると忘れられない心惹かれる造形だな〜と思っていたので、ほかの作品も観られて嬉しかった。

自由な表現を希求している印象があって良かった。有名なつるんとした特徴的な造形に取り組む前の最初期の作品も展示してあり、キャリアが進むにつれだんだんつるんとしていく過程が見られて面白かった。デュシャンマン・レイと交流があったと書いていてなるほどな〜と思った。

『接吻』は横から見た印象が強かったけど、いろいろな角度から見たら、お互いに手を回しあってしっかり抱き合っているのがかわいかった。

レダ』は白鳥がモチーフなのだろうか?かわいい。レダと白鳥って変なテーマだよね…。

作家の制作スタイルの説明書きに「アトリエは愛犬の着衣を含めてすべて白一色で統一されていた」と書いていて、ワンちゃん白い服着てるのかわい〜となった。ミュージアムショップにも白い犬のぬいぐるみが置いてありビビビときてしまい、久しぶりにぬいぐるみを買った。白い犬、かわいいっ…。

有楽町へ移動し、ヤクンカヤトーストでカヤトースト・バターとアイス練乳ミルクティーを注文して休憩。友人が以前行っていてずっと気になっていたので、カヤトーストを体験できて良かった。よくわからないけどほどよく甘くて美味しい。

東京国際フォーラムでミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』を鑑賞。自担である七五三掛龍也さんが出演されるので…

七五三掛龍也さん😭😭顔も美しくて声もそんなに美しいのかよ😭😭清すぎる😭😭歌こんなに上手だったのか😭😭

しめちゃんのイノセントな魅力が活かされた役どころで、こんな素晴らしいものをオタクに提供していただき関係者の皆様に感謝…という感じでした。話的には福田村事件とかロミオとジュリエットみたいな感じ、あとちょっとSHOCK(適当)。自担の階段落ちが観られる世界線…ありがたや…。

キャスト豪華だったな〜入野自由歌うめ〜地味に戦士が寝盗られててかわいそうすぎる、あんな頑張ってんのに…。閑也くんのラブミーテンダーも良かった。顔が小さいね閑也くん。

完全にオタクとしてのカンが鈍っていて写真やアクスタを持ってくるのを忘れていました。あちゃー

 

7月8日

関西に住む友人とオンライン飲み。ちょうど一年前に この道を通った夜…じゃなくて、ちょうど一年前に友人が出張で東京に来た際に少し会ったが、二人でゆっくり話すのは久しぶりだった。

近況を聞くと、今やっている仕事は秋ごろに辞めて、田舎暮らしを始めようとしているそうだった。酔いが回ってくると「旅に出てばっかりだ~」と言い放ちandymoriの『インナージャーニー』を弾き語りし始めて笑った。私は旅行には時々行くけど旅に出たことは一度も無い気がするから眩しく思えた。じれったい』と『真夏の果実』をリクエストして歌ってもらった。30歳の抱負は「妥協しない」とのこと。いいじゃん。

秋にパーティーをしようという話になった。楽しみ。


7月11日

餃子マニア品川別館で「バンドやろうぜ」と話していた友人と夕食。

お通しがひまわりの種でハムちゃんずな気持ちになった。餃子はなんかいけないものが入ってるのかなって思うような味付けで美味しかったです。魔力あり。

友人がかなり面白いことを言っていたんだけどお酒を飲んでいたので忘れた…。

突然熱海に行く予定が決まってテンション上がった。30歳の抱負は「チャリを買う」らしい。いいじゃん。

あと「ハイパーマルチクリエイターになる」みたいな話をした。絶対ハイパーマルチクリエイターになるしかないでしょ。

肝心のバンドの話は「あの子とあの子をバンドに誘おう」というところまで話した。新しいことをやるぞ~


7月12日

旗の台の呑み屋ぶちで友人3人と飲んだ。刺し盛りが悪魔的に美味くて泣けました。カツオのたたきにニンニクが挟まってるやつまた食べたい。

店員さんが「なるとを正面にして撮るといい感じに撮れます」と教えてくれたのでいい感じに撮れた。

友人がかなり面白いことを言っていたんだけどお酒を飲んでいたので忘れた…(一日ぶり2回目)。

友人のひとりの30歳の抱負が「わがままになる」で一緒〜と思った。

私の「わがままになる」の具体例が「ハーゲンダッツカップとサンド両方買って同時に食べる」だったのだが、そこからアイス山手線ゲームになってあまりにも平和だった。

親になった友人が「もう1人子供ほしい?男の子がいい?女の子がいい?」という質問をされ「2人目も考えてるけど、性別は性自認がどっちかは生まれた時にはわからないからどっちでもいい」と答えてて立派〜と思った。それと同時にこの動画↓を紹介してくれた。いい内容でした。

 

7月14日

髪を切ってさっぱりした。イエイ。

渋谷ヒカリエで開催されていた『Hand Saw Press 夏のZINE祭り』で金井冬樹さんのZINEを購入。予定があって最近の個展には行けていなかったので3冊まとめ買いした。金井さんのZINEは毎回読むと胸がぎゅっとなる。個人的なことに真摯に向き合う繊細な文章で好きです。このイベントのために作られた『東京、私の心は桃の種』というZINEには都知事選にまつわる雑感と反省が書かれていた。読みながら自分のことも反省する。あなたと私のためにいまできることはなんだろう?

渋谷はちょっと苦手なのだが(池袋も新宿も苦手)、ヒカリエの8階はギャラリーになっていて結構好きだなと思える。ヒカリエで買い物をし、たましいをぴかぴかにして帰った。

 

7月15日

友人2人と浅草花やしきで遊んだ。一日外で遊んだら暑すぎて死んじゃわないかなと思ったけど、奇跡的に涼しい日でかなり快適に楽しめた。マリオンクレープ、ラブリー。

リトルスターというかわいい名前のわりにスリル満点のアトラクションがあり、ぐるんぐるん回って何度も上下逆さになるんだけど、人間の尊厳が奪われた状態を体感できて「自分が自由にできることってあまりにも少ない…」と思い知らされました。降りた後「い、生きてる…」と思った。

お化け屋敷に並んでいる時に「何か怖いものってある?」って質問したらひとりが「小籠包が怖い」とまんじゅうこわい方式で答えてきてウケた。「どこの小籠包が一番怖かった?」と聞いたら「鼎泰豐(ディンタイフォン)」とのこと。パイナップル、マンゴー、白桃も怖いらしい。私がガチ怖いものは性被害について想像することと自分が死ぬのを想像することですね…頭が真っ白になっちゃう。頭が真っ白になっちゃいませんか?

最後にプリクラを撮ったら、スマホで画像をダウンロードすると謎の動画も観ることができて、3人の画像がアップテンポな曲に合わせてぼよよ~んというエフェクトとともに飛び出してきてめちゃくちゃ笑った。

夕食はシュハスカリア キボン!というお店でシュラスコ食べ放題を楽しんだ。初シュラスコめちゃくちゃ美味しくて楽しかった。肉塊を切り取ってもらいトングで掴み取るの、根源的な食事という感じがしてうれしい。自分のキャパシティを完全に無視した量をたいらげた。サラダバーにあったよくわからないカレーみたいなメキシコ料理が興味深すぎた。お肉ももちろん美味しかったが、焼いたパイナップルが美味しくて出会いに感謝。

友人はそれぞれ夫をあわあわさせたり仕事辞めるのをやっぱやめたりと、自分らしく自分の人生と向き合っていていい感じだった。帰りに浅草寺を参拝し、おみくじをひいたり外国人観光客と常香炉を囲って「ウフフ…」と微笑みあう無意味かついい時間を過ごしたりした。たくさん笑いたくさん楽しんで素晴らしい一日だった。

7月18日

cero LIQUIDROOM 20th ANNIVERSARY』へ。

ceroのワンマンを観るのは大学生の時ぶりくらいなのですごく久しぶりだった。なんで観に来たかというと、KIRINJIのライブでサポートの小田朋美さんに惚れ、藤井洋平のライブでサポートの光永渉さんに惚れ、よく考えたらceroのライブに行けば二人ともサポートに入っているから一石三鳥くらいな感じになるのでは??と思いついたからです。入場してから楽器の位置をしっかり確認し、前のお客さんの頭で見えなくならないように慎重に位置取りしたことでお二人を同時に視認できる場所で観られたので満足でした。

当日は梅雨明け宣言があったんだけど、そんな日に『Summer Soul』から始まるライブが観られるなんて景気が良すぎないか。最近のceroのライブは音源と全然アレンジが違っていて、歌詞を聞き取ったらこの曲だったんだと気付くくらいの差がある。ceroのライブ音源を乳幼児に聞かせたら理系に育つんじゃないかと思うほどリズムパターンが複雑で、この演奏をこなしてるバンドメンバーえげつね~と思いました。『マイ・ロスト・シティー』がタイトで緊張感のある仕上がりになっていて特に好きだった。『Yellow Magus』もめちゃくちゃかっこよかった。好きな曲なんだけど、シングルバージョンは滅多にやらないみたいなので聴けてラッキーだった。どうやらライブ盤を制作中のようなのでそちらも楽しみ。

 

7月20日

「美味しいものを食べること」を目的とした素晴らしい友人グループの誘いで、麻布台ヒルズのオルビーでランチコースを堪能。普段はひとりでふらっと入れる手ごろな価格帯のお店にしか入らないので緊張した。そもそも麻布台ヒルズが高級感がありすぎて所在なく自分からは行かなかったと思うので、誘ってもらえて感謝です。写真は全然美味しそうに撮れなかったけど、「仔羊のクスクス スパイスを使ったモロッコ風煮込み」です。メニューを読んだだけで好きなやつとわかるやつ~!コース全体がオシャレな味でした。

友人はそれぞれ仕事やプライベートで色々大変そうながらも頑張っていて「大人だ…」と思った。私は好きなことに真面目に取り組んでいる印象について褒めてもらいました。ありがたや。キャリアや人生を丸投げして遊んでるだけですが…。「将来所ジョージみたいになりそう」と言われた。それってハイパーマルチクリエイターなんじゃない?女世田谷ベースを作っていくしかないな…。

「好きなことやってるだけ」って意外とみんなやっていないらしくて、周りの人の話を聞いてるとホゲ~と思ってしまう。よくよく考えたら好きなことやってるだけなのに生きていけてるのラッキー過ぎませんか?イエイ

 

7月21日

横浜ブルク13で『密輸 1970』を鑑賞。Twitterで面白いという評判を見て観に行ったんですが、マジでめちゃくちゃ面白かったです。シスターフッドが泣けるしスカッとした復讐劇でバイオレンスなシーンもグロくなくて幅広くおすすめしやすい完成度の高い大衆映画だった。音楽もファッションもかっこいい。大人数&ワンカットのアクションシーンが圧巻で、どう演技をつけたらこうなるんだろうとドキドキした。しかもサメも出てくるんですよ?全部盛りすぎる…。

夕食は札幌スープカリー アナンダ横浜店でやわらか炙りでかチキンカリーを注文。初来店だったので様子見で三辛。しっかり辛くて汗が出るのにスプーンを口に運ぶ手が止まらない中毒性の高いお味でした。めっちゃ好き。ずっと気になってたんだけど横浜に行く機会ってあんまりなかったので来られて良かった。思ったよりお店の規模が小さくて、メニューも入店時にはこちら以外は売り切れていたので、今度キーマカリーとかも食べに来たいです。

 

7月27日

東京都美術館で『デ・キリコ展』を鑑賞。アンディ・ウォーホル横尾忠則の作品が好きなんですが、二人ともデ・キリコから影響を受けているので、デ・キリコの作品も当然のように好きでした。第一章が自画像・肖像だったんだけど、『17世紀の衣装をまとった公園での自画像』とかコスプレでしかなくて変なおじさんだな~と思った。家の中に海がある『オデュッセウスの帰還』とか好きでした。全体的に夢っぽくてタロットカードの絵柄みたいだった。

会場の壁が、デ・キリコがよく描いていたイタリア広場のようにところどころアーチ形にくり抜かれていて、絵画の中に迷い込んだような設計で素敵だった。

有楽町へ移動。麺屋ひょっとこ 交通会館店で和風柚子焼豚麺を食べた。以前日比谷で働いていた時に今は閉店してしまった銀座店によく行っていて好きだった。こういうあっさりした塩ラーメンが好きなんです。おすすめを教えてください。

ヒューリックホール『SLENDERIE RECORD 10th ANNIVERSARY MUSIC AWARD 2024』へ。藤井隆がやってるレーベルの10周年イベント。

藤井隆レイザーラモンRG椿鬼奴とともにLike a record round! round! round!というユニットを組んで活動しているんですが、新曲の『本g心g』は『ナンダカンダ』や『アイモカワラズ』のような日常応援系藤井隆作品の正統後継曲と言えるような仕上がりですごくよかった。後藤輝基と後藤の実姉・YOKOの『自由になって』もめちゃよかった。YOKOさん清楚系美人だった。姉弟揃って歌がうますぎて笑える。早見優も今も尚まぎれもなくアイドルで、イベントに華を添えていて素晴らしかった。川島明は3曲披露していたんだけど全部よかったです。神田沙也加作詞の『where are you』は神田沙也加のこと考えて泣けるし、『若者のすべて』もまっすぐな感じが泣ける。3曲目が『太陽戦隊サンバルカン』の主題歌でわけわかんなくて笑い泣き。隆はtofubeatsと『ディスコの神様』を披露していて最高でした。最後は今田耕司が出てきて『Shining Star』という新曲を歌っていて、シュールな曲すぎて全然観客が付いていけてなくてウケた。楽しいイベントだった。今後も隆についていきたいと思います。

 

展示やライブは良かったのだが色々がうまくいかない日だった。

数年に一度のペースで迷走神経反射を起こすのだが、美術館で久々にふらついて目の前が真っ白になり、救護室で休ませてもらった。仕事による疲れ・肩こり・頭痛があったり、朝爆速で食事し胃に負荷がかかっていたり、屋外と屋内で気温差があったり、美術館で立ちっぱなしでいたり、終わりかけだったけど生理中だったり、心当たりは山ほどあった。栄養剤を飲んだり水分補給したり食事を摂ったりしてできる限りのことはしてたと思うけどダメな時はダメだなと学んだ。

その後も化粧品店で購入しようとした商品がショッパーに入っていなかったり(店員さんが気付いて後から電話をかけてくれ、そういえばとなった)、「藤井隆と言えばロイヤルホスト」と思い(藤井隆と言えばロイヤルホストなんです)食事しようと入ったら14組待ちで断念したり、双眼鏡をライブ会場に落としてきたり、帰りがけ買い物しようと遠回りしたのに買い物するのを忘れて帰ってきたりと散々な感じだった。

さすがに疲れすぎてるのがわかったので、翌日友人と熱海に行く予定だったが無理そうだと思いドタキャンしてしまった。申し訳ない。夏に熱海行きたいけど早く厳しい季節が終わってほしい…。みんな強く生きて夏を乗り越えましょう。

2024年6月

6月は仕事の忙しさに終わりが見えなかったり、同居家族がコロナにかかったので直近で会う約束をしていた人に相談の結果リスケになってしまったり、外でこけて派手めに擦りむいたりと冴えない毎日だった。ヤケ食いと不貞寝で乗り切った。

が、妹1の結婚式や何人かの友人の誕生日を祝ったりしておめでたい雰囲気もあり、それは救いだった。他者ってありがたいですね。

それとブログを書いていたら楽しいことがたくさんあったのを思い出せたので、書くことのセラピー的効用を感じています。

いまだに誕生日の時にもらった手紙たちを読んで元気いただいてます。元気が無い時とか体調が優れない時とか、愛を感じることの大切さが一層身に沁みますね。ありがとうございます。

 

5月31日〜6月4日

妹1の結婚式に参列するため地元に帰省していた。

式の前にも地元をのんびり楽しんだりしていたけど、まず結婚式の感想から。

妹1は某有名企業に勤める学生時代の先輩と結婚し、フリーランスでのびのび働きながら余暇には夫と海外旅行に行くような人で、私とは全然タイプが違うので、結婚式も他人の式に潜り込んでしまったような不思議な感覚だった。

ほかの兄妹は全員よくあるような形の結婚式は挙げなさそうなタイプで、妹2に至っては、式の前日くらいに母との会話で「結婚に良いイメージ無いんだよね笑」と言っていて、実の親にそれ言うなよと思った。かく言う私も話を振られて「結婚にメリットとか感じない」と言ってしまったけど…パパママごめん。もう家族の結婚式に参列する機会が無い可能性が高いので、貴重な体験をさせてもらって妹1には感謝です。

(一応補足すると、結婚は“メリットがある”という理由でする人はあまりいないのだろうと理解していて、友人の結婚とか飛び上がるくらいめでたいし、まず大きな決断を他者と共同で行ったという事実がすごいな〜と思う。なんか損得や理屈で片づけることじゃないですよね…言い訳っぽい補足だけど…笑)

 

披露宴で流す曲は主に妹1が選んでいたようなのだが、親族のみの小さめの式だったのもあり、家族が好みそうな曲を自由に選んでいて良かった。私のために星野源の『くだらないの中に』『フィルム』を選曲していて「源…」の状態になってしまった。叔母が近年峯田和伸に激ハマりしており『BABY BABY』が流れていたのだが、これは式に相応しいのか?とやや疑問に思った。妹1が毎朝観ているラヴィットにちなみ『ヒューマニティ!』が聴こえてきた時は笑った。

ケーキ入刀の際、式の数日前に父がポロッと自身の結婚式で使ったと話したThe Grass Rootsの『Two Divided By Love』を流していたのが粋だった。この曲知らなかったんですが明るい曲調でめちゃいい曲ですね。私もこういう曲が好きです。音楽の嗜好について親からかなり影響を受けてるなと感じた。

久しぶりに会う親戚との会話も楽しかった。定年前教師をしていた叔父が「野田サトルが教え子で、退職時に似顔絵入りの色紙を描いてくれたし、『ドッグスレッド』で自分の名前がセリフで出ている」と話してくれて世間狭いなと思った。

料理が美味しかったし、親戚がめかしこんでるのを見るのは面白かったし、妹の夫の弟さん(2人兄弟でとても仲がいい)が序盤で乾杯の挨拶を任せられたとき既に泣いていたのとか趣深くて良かった。

結婚式って本当に大変そうですよね。何度も打ち合わせが必要だろうし、決めることがたくさんあるだろうし。席順を工夫したり、参列者一人ひとりに手紙を書いたり、こんなことは常人にはできないよと関心した。私だったら仮に大金を貰ってもやらないと思う。社会性がある兄弟がいるおかげで私にまで家族から社会性を求められる機会が及んでこなくてマジ感謝&リスペクトです。式の感想は以上です。

 

帰省中、地元の最高気温が東京より10度くらい低くて非常に寒く、ご飯を食べている時間以外はほとんどを実家で、それも布団の中で縮こまって過ごしていた。

前週に祖母が亡くなったので遺品を整理していたら、祖母の昔の恋人の写真が出てきて家族間の一大ニュースになった。爽やかな男前が写った小さな写真がいくつかと、裏に端正な字で「○○ちゃんへ 愛をこめて」みたいなメッセージが書かれた少し大きめの写真が1枚、チャック付きのポリ袋に入っていた。70年くらい前のものだと思うからよほど大事にしていたと思われる。死後にこういうものが見つかると家族にかなりネタにされるから、日頃から恥ずかしいものは整理しておくべきだなと学んだ。

祖母は私の両親の結婚式の式次第も大事に取っていて、内容的には妹の結婚式よりエモかった。馴れ初め(中学の時隣同士の席だったが高校は別々に進学、大人になって再会し遠距離恋愛を実らせゴールイン)もエモかったし、一問一答みたいなやつ(プロポーズの言葉は?の問いに父は「何度も言いすぎて記憶にない」、母は「○○くん(連れ子だった兄の名前)と君と僕の3人で社内報に載りたい」と答えていた)もエモかった。

その式次第に載っていた父の幼少期の写真が妹1の小さい頃と瓜二つで驚いた。妹1の結婚式で撮ってもらった家族写真を見てみても、妹1は父とよく似ていて、私は母にそっくりで、特に鼻の形に遺伝が顕著に現れているのに気付いて面白かった。

母が30歳、今の私と同い年の時の写真も出てきたのだが、当時3歳だった兄を連れているのを見て大人〜と思った。自分によく似た顔の人が自分と全然違う人生をやっていて不思議な気持ちになった。

 

帰省中に食べたものの話をします。

式の前々日は家族と焼き鳥屋でたらふく食べた。父が「20代の頃、取引先の人間からナメてるのか?と聞かれたので、はいナメてますと答えたことがある」という話をしており、私にはこの人の血が流れているぜ~と思った。

その後、妹たちとカフェへハシゴしパフェを食べて帰宅。結婚式でドレスを綺麗に着るために体を絞っていた妹1が苦い顔をしていた。私は帰宅後、「『赤いタンバリン』は浅井健一に娘が生まれた時にできた曲なんだよ」と母が熱弁するのを聞きながらインスタント麺を食べた。食いすぎ。私利私欲。傍若無人

翌日。母が作った特別でもなんでもないホタテとほうれん草のバター醤油炒めが美味くて仕方ない。ホタテの分厚さズルすぎる。帰省やめられない。

東京に戻る日の朝、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を鑑賞。何か大きな権力が動いてPRのために作ってもらったのかな?と思うくらい地元がフィーチャーされていた。コナン50巻くらいまでしか読んでないからもうほとんどわからないけど、そんな私でも映画のラストは衝撃だった。来年の劇場版も観に行っちゃうかもしれない。

聖地巡礼も兼ねて六花亭 五稜郭店の喫茶コーナーへ。雪こんチーズを食べられれば良かったのだが、メニューを見ていたらプレミアム25という抹茶のチーズケーキが輝いて見えたのでそれも注文。食いすぎ。私利私欲。傍若無人

この日色々な友人から連絡があって嬉しかった。大学時代の友人もたまたま私の地元へ旅行に来ていて、LINEでおすすめのお店を聞いてくれた。帰省中に地元のお土産を郵送した友人からは到着と喜びの連絡をもらった。転職活動について悩む地元の友人がオンラインでタロット占いをしてほしいと言ってくれ、東京に戻ってから初めて遠隔タロット占いに挑戦した。楽しんでくれたようだったし、話すのも久しぶりだったので近況が知れて嬉しかった。家族とも友人ともいい時間を過ごせてハッピーな数日間だった。

 

6月6日

KT Zepp Yokohamaで『岡村和義 LIVE TOUR 2024 “OKAZ TIME”』を鑑賞。

昨年末に岡村和義結成のニュースを観てからずっとワンマンライブを心待ちにしていたので感慨深さすら感じた。岡村ちゃんもせっちゃんもかっこよすぎるな…。

音源化されていない新曲も含めて全部かっこよかった…。途中、片方がはけて片方がもう一方の曲のカバーをやるコーナーがあったのだが、岡村ちゃんの『夢の果てまで』は新曲かと思うくらい原曲と印象が異なる淫靡な仕上がりになっていたし、せっちゃんの『イケナイコトカイ』は胸が締め付けられるような切実さが強調されていて素晴らしかった。『じれったい』のカバーも良かったです。せっちゃんのギターが全曲良すぎて「抱いて…」になった。岡村ちゃんはサービス精神があふれたのか、自身のワンマンよりも岡村ちゃんイズムが濃厚に表現されていたような気がする。味が濃かったな…。

これからも活動してくれるようなので楽しみにしています。紅白に出てほしい~。

 

6月14日

ゴールドラッシュ 新宿歌舞伎町店でチーズハンバーグとガーリックステーキのセットを食す。

見た目の通り、いや見た目以上に肉々しい。パンチのあるものを求めている時にこの上ない選択。しかしライブ前なのにこんなニンニクの効いたものを食べて、しかも焼いた肉の匂いを全身にまとって良かったのだろうかと食後になって焦った。神様なんで私たちは お肉を食べたがるの~

 

新宿BLAZEに向かい、『セカンド・スパンクハッピー・レトロスペクティヴ <PERFOrmance le jour suivant>』を鑑賞。

電影と少年CQアーバンギャルドのライブの後、コドモ・スパンクハッピーのパフォーマンス、菊地成孔のDJという構成だった。

電影と少年CQは初めて観たんだけどすごい好きな感じだった。ワンマンに行きたい~!『こと映画に関しては……』が特に好きだった。2期スパンクハッピー関連のイベントのおかげもあって、この2か月ほどでルアンソロ、ゆっきゅんソロ、電少のすべてのライブを観られて楽しかった。

アーバンギャルドは『修正主義者』『水玉病』という懐かしすぎる曲ではじまり、私の中の中学生が興奮で雄叫びを上げそうになった。やはりキャリアの長いバンドはライブが楽しいですね。「なぜ私は今ペンライトを持っていないんだろう?」と思った。よ~こたん!よ~こたん!ってやりたかった。まさかの『普通の恋』カバー披露まであり、感慨で泣くかと…。バックで渋谷の街並みの映像が流れていたんだけど、令和の普通の恋の舞台がトー横なの納得感しかないな…と思った。BLAZEの横のファミマでカッターナイフとチョコレートを買いに来た客同士が出会っているのかもしれない。

コドモ・スパンクハッピーは最初こういうのをやります、という情報を見た時はどゆこと???とかなり困惑したが、観てみたら良すぎて驚いた。なんてパフォーマンス力を持った子供たちなんだ…。この日のために制作されたAIボーカルのリメイク音源も良かった。メンバー2人とも忙しいらしいが、また観る機会があればなあと思う。りりちゃんの綺麗なアイソレに夢中になった。

菊池成孔のDJは4月のイベントと比べると短く儚く感じられたけど、『拝啓ミス・インターナショナル』のシンガロングは相変わらず楽しく愛に溢れていた。なかなか"I LOVE YOU"を連呼する機会って無いので、いざやってみると解放感がある。MCで「結局愛こそすべてですよ」といった発言をしていたのが印象に残った。

今年に入って急激に2期スパンクハッピーにハマり、4月からのレトロスペクティブ企画は大いに踊って大変楽しかった。夢のような瞬間だったけど、醒めるのも悪くないと思える爽やかな寝覚めです。リメイク音源のリリースが楽しみ。菊池成孔さんお誕生日おめでとうございます!

 

6月29日、30日

今年1月に新年会をしたメンバーで箱根旅行をした。

友人の福利厚生パワーにフリーライドし東急ハーヴェストクラブ VIALA 箱根翡翠に宿泊。こんなにいい宿に泊まることってこの先無いような気がする…。友達大事。

足柄サービスエリアで食べたしらすコロッケ、しらすの存在感がグッドだった。とらや工房の冷し白玉胡麻餡添えも大変美味でした。繊細で上品!

コンビニやスーパーで買い出しをして、宿ではひたすら食べたり飲んだりしゃべったりした。途中1時間の風呂休憩を挟んだが、合計9時間くらいひたすら上半期の報告をし合った。

独特のストイックさを持つ面々のため、新年会で設定した目標を全員すべてクリアしており笑った。その代わりにめちゃくちゃ疲弊していてそれも笑った。

下半期の目標もタロット占いをしながら設定した。今までやってこなかったことをして一皮剥けたい。とは言え上半期頑張ったから頑張りたくはないですね。わがままに素直に生きたいです。寿司タロットを引いたら車海老(戦車)が出ました。いけいけどんどんのカード。思えば勝ちに行ったことはない人生だったな…たまには勝ちに行くか…平凡な毎日じゃつまりませーん。

網元おおばのワカサギ天ぷらとそば。つゆが甘くて美味しかった。2リットルくらい飲める。ゆずも香り高くて異常に美味しかったけどなんだったんだろう…。

帰りは前日に放送されたヤーレンズオールナイトニッポンを聞きながら山道をくだって、レンタカーを運転していた友人のハンドルさばきが笑いのせいでガタガタになっていてウケた。集中力を要するところで一緒に聞いてもらって申し訳ない。私は旅行の間何もせずただ笑っていただけなので友人様様です。

非常に良い上半期のシメでした。下半期頑張らずに勝ちます!!

2024年5月

5月は感情が大きく動くことや考えさせられるようなことが多くて疲れていた。ややダウナーだったが人生に起伏はつきものだと思うので適当にやり過ごす🙆‍♀️

6月は余裕を持ったスケジュールで楽しい予定が入ってるのでアッパーになる見込みです。

 

5月2日

新代田FEVERでLEO今井自主企画ワンマンライブ『TOKYO LIGHTS PARTY』を鑑賞。

の前にエトセトラブックスに寄った。

前々から行きたいと思っており初めて来店。ライブ前のため急いで店を回るが興味深い本しか無いので何を買うかかなり迷った。『エトセトラ』男性学特集、『フェミニズムはみんなのもの』、『政治的な手芸部』の2023年版のZINEを購入。お店の人が「今度店内で政治的な手芸部の展示やるのでぜひ来てください」と教えてくれた。またゆっくり見に来たい。

LEO今井のライブは二部構成で、一部はカラオケパーティーだと告知されていた。「一部カラオケパーティーって何??」と思っていたが、生演奏によるカバー(モノマネ)大会だった。当初はカラオケの機械を持ち込む予定だったらしい。それはそれで見てみたい。
シンディ・ローパーのGirls Just Want to Have Fun、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのCan't Stop(LEO今井曰く「レッチリ」ではなく「ホッチリ」らしい)、スマッシング・パンプキンズの1979などを披露していた。マジでコアなファンしか面白くなかったんじゃないか(客層の8割がマジでコアそうなLEOギャルだったのでそこそこ盛り上がっていた)。
岡村夏彦氏が『また逢う日まで』を歌おうとしていたがLEO今井が「この曲わからない」とか言ってさえぎっていて笑った。一部は30分ほどで終了した。余興…??

一部は全員白シャツ蝶ネクタイを使ったスタイリングだったのだが、オールホワイトでキメた白根賢一さんがスタイリッシュ過ぎてまぶしかった。来週もGREAT3のライブで白根さんを観られるのでありがたいことこの上ない。

二部は一部の衝撃に引っ張られてしまい正直ほぼ記憶がないが、セットリストは昨年のツアーからほぼ変わっていないようで、安定感と勢いが両立した演奏で良かった気がする、たしか。アンコールの際、いつの間にかLEO今井が歌詞を覚えたらしく、『また逢う日まで』を披露して終了した。カオスで自由なライブだった。

仕事で自分の好きなことをしている人を見ると癒されますね。ロバート秋山冠番組とか藤井隆の音楽活動とか。同じようなバイブスをLEO今井からも感じて元気になりました。

 

5月3日、4日

ゴールデンウィーク、父と妹と伊豆下田旅行へ。父と同居しているのだが、まもなく定年を迎え地元に帰る予定なので、親子の思い出作りに精を出している。以前父が妹に「パパには時間が無い」と言っていたらしい。哀愁。

下田への移動時間が長く暇だったので、新幹線では本を読んだり、それぞれハマっている芸人(父タブレット純、妹1マユリカ、妹2男性ブランコ私見取り図ディスカバリーチャンネル童貞企画)の話をしたりして時間をつぶす。

下田はいい意味で洗練されていないというか、作為的すぎない素朴な感じのお店が多く、東京でゼイリブの世界観のごとく資本主義に翻弄されている身からするとストレスが少なくリフレッシュできた。それに海もきれい。土産物がペリー来航にちなんだモチーフのほぼ一択で勝負していて笑った。

そばを食べたり街を散策したり海を眺めたり、一生Love Me Doがかかってる雰囲気のいいカフェで休憩したりとのんびり過ごした。

強いメッセージ性を持つなんでも屋さん。

海。

写真を撮る私。

私に撮られた写真。

 

数日前にラヴィットのかが屋の絵になる写真旅でロケをしていた日新堂菓子店にも立ち寄った。「三島由紀夫の愛したマドレーヌ」というキャッチコピーが付いており、店内には三島由紀夫の写真がたくさん飾ってあるのだが、三島由紀夫についてあまり詳しくないので「ほ~」みたいな控えめなリアクションしかできなかった。早々にお菓子に照準を合わせ何を何個買うか真剣に悩む。会計しようとした際に細野晴臣横尾忠則と店主の方が映った写真を見つけ、父と一緒に盛り上がった。

宿に着くと夕食の時間まで爆睡。地酒飲み放題付き夕食ビュッフェで飲み比べと海鮮を楽しみLIFE!を観て爆睡。

翌日、朝食ビュッフェで欲張る。妹たちから皿への盛り方がうまいと褒められ調子に乗る。実際は大差ない。

ロープウェイで寝姿山を登ったら山頂で「素晴らしい一日になりそう。そう思わない?」と話しているご婦人が居て良さがあった。

「迷路」とか書いてると人生のメタファーかと思う。

 

ランチで入った黒船屋、いい定食屋さんだった。刺身に油がのりすぎていた。

店員さんが全員妙齢~中年女性だったのだが、チャキチャキの極みで楽しそうだった。妹1がシソンヌの『うちの息子、実は』を引き合いに出して「やっぱり明るいのが一番」と言っていて笑った。このネタ無職の時観て救われたのでお勧めです。

暑かったのでGelateria Amoreというお店に寄ってジェラートを食べる。ハイビスカスを使ったピンクフラミンゴというフレーバーと、ニューサマーオレンジフロマージュをミックスしたものの2種を購入。紅白でかわいい。

伊豆ではニューサマーオレンジを推してるらしく、お土産屋さんなどで何度も名前を見かけいつしか心惹かれる存在になっていた。派手な甘さとかはないのだが、ひたすら爽やかで夏らしい味わい。暑い日差しの中でジェラートをほおばりながら完全体になった。東京へ帰る。

バル マルシェ コダマ エキュート品川店でコダマの肉オールスター(シャルキュトリーの詰め合わせ)を購入して帰宅。絶対に一人で食べる量ではないのだが爆食いしたい気分だったので食べきる。油分が多すぎてかなりお腹が緩くなった。良いゴールデンウィークでした。

 

スマホにメモしていた妹たちとの旅行中の会話がくだらなかったので供養します。

「クレープの人生って楽しそう。クレープになったら何入れてほしい?」「プリン入ってたらいいな。カスタードクリームちょっと入れてほしい。」「私イチゴとバナナとチョコソース」

ヤーレンズオールナイトニッポンは途中だけ聞いたら面白さ半減、大きな流れがあるから。ヤーレンズオールナイトニッポン大河ドラマ

「バーベキューやりたいけど準備めんどくさいよね」「外で肉が食べたいだけ。風浴びながら肉食いたいだけ。」「風目的。結局バーベキューって風モク」

 

5月8日

伊勢丹ラニュイ パルファンと菊地成孔のコラボ香水『とても清らかで淫らな声』を試し嗅ぎさせてもらって「はあ、これがとても清らかで淫らな声か」と納得したようなしてないような気持ちになりながら、ROCK CAFE LOFTに移動。鳥居ゼミ音献購読の第七回に参加した。

鳥居真道ゼミは2006年結成 4人組ロックバンド「トリプルファイヤー」のギタリストであり、音楽評論家顔負けの知識を持つ鳥居真道氏が毎回一枚のアルバム(LP)を取り上げ、その一枚にフォーカスし、大学教授さながら講義を行ないつつ、アルバム全曲をノーカットで一曲づつ参加者全員で試聴するというたいへんマニアックなイベントです。(こちらから引用)

以前、Talking Headsの『Remain in Light』がテーマの回に出席したことがあって、とても興味深かった。その時はアフロビートについて散々解説した挙句「Remain in Lightはそんなにアフロビートじゃない」みたいな結論だった。衝撃。

第七回のテーマは大瀧詠一『A Long Vacation』。私も大好きな名盤。予習用として鳥居氏が作成したプレイリストを聞いたらゴールデンウィークの陽気にぴったりで素晴らしかった。

前半ではロンバケまでの大滝詠一の歩みや、フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドロンバケで実践されたウォール・オブ・サウンドの違いなどを解説していた。

リリースが大滝氏33歳の時と聞いて驚いた。鳥居氏は30歳の時「大滝がロンバケ出した年じゃないからまだ大丈夫」とか言ってたらしい。じゃあ私もまだ大丈夫。

ロンバケは「エコーチェンバー」という自然のリバーブを作って録音するアナログなテクニックを使っていて、一発で録音されており、鳥居氏はこのレコーディング方法がロンバケの一番面白いところなのだと語っていた。

休憩を挟み、アルバム全曲の視聴に移る。『君は天然色』はテイク1が採用されたと聞くと気迫に圧倒される。改めてドラムのかっこよさを強く感じた。『Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba 物語』はベースがすごい。レコードの内側は歪みやすいのでロックな曲が良いとされていると聞いて興味深かった。『雨のウェンズデイ』『恋するカレン』が好きなのだが、アナログで聴くと良すぎて感動してしまった。美し〜

アルバムを聴き終わった後、鳥居氏が「アナログで聴くとデータで聴くより禍々しく、爽やかなアルバムという体で進めていたけど印象が変わった。ジャケットのイメージが鮮烈で洗練された印象があるが、演奏には生々しさや人間味がある」と話していて共感できた。

「『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のディカプリオばりの声芸」「大滝詠一は演技派パフォーマー」「大滝は知識で構築する印象があるが、このアルバムは自分の声の身体性に着地している」とも語っていて、心技体揃った素晴らしいアルバムであることを改めて実感した。

ところでROCK CAFE LOFTのカレーは素晴らしく美味しいのでぜひ皆さん食べてください。スパイシーポークカレーと鯖と黒ゴマのキーマカレーの合いがけを注文したんだけど、下手なカレー専門店より美味いなと思う。しっかり辛くて美味い。ポークカレーの味が特に好きだった。そして付け合わせの多さが白眉。オレンジや梨も使っていてオシャレ。ぜひ。

 

5月11日

Veats Shibuyaで行われたGREAT3のワンマンライブ『ナツマチ』へ。

整理番号が遅かったのでほぼ最後列で、ちょうど全員の姿が見えないような位置(みんなあんなに身長デカいのに…)で鑑賞したが、客席の盛り上がりも感じられて良かった。

開演前に片寄明人の息子の通称王子くんが2階席から手を伸ばし天井のミラーボールに触ろうとしているのが見えてかわいかった。

昨年9月より渋めのセットリストというか意外な曲も演奏していて良かった。『I Believe In You』かっこよかった。『ナツマチ』の「憶えているかい 1999年 夏に世界が終わるなんて話 君を抱いていられないのなら あと2回しか夏が来なくてもいい」という歌詞はこの曲ができたのが1997年だから「あと2回」ってことらしい。「あと2回は許容するんかい」と思ってたので納得した。

客席に長く応援してるだろうファンが多くて心あったまった。演者と観客双方から愛情感じる。新曲も作っているらしく、リリースが楽しみ。

ライブ終わりに行ったタイ料理屋の外観が異国情緒溢れていて良かったです。バンコクナイトというお店。味は普通に美味しいです。

 

5月12日

「ゆがんだアリエルを観に行きませんか?」の声かけにより、森アーツセンターギャラリーで開催していた『MUCA展』に大学時代の友人と3人で行った。

MUCAはドイツのアーバンアート(グラフィティとか街に描かれたり展示されたりしてる作品)の美術館らしい。アーバンアートは詳しくなくて、バンクシーとカウズくらいしか知らない。しかも、なんかそういうの好きな人って「バンクシーも嗜んじゃう自分」が好きなだけであって、あんまりアート愛が無さそうで苦手だなって思ってた(ド偏見)。けど、今回の展示を見てイメージがかなり変わった。アーバンアートはアティチュードが骨太でかなり好きだなと思った。

特にシェパード・フェアリーの権威に批判的なメッセージ性が良かった。インタビュー映像でアーバンアートについて「コストをかけずに誰でもできる」みたいなことを言っていて、特別な教育や資本力がなくても自己表現できるって魅力的だなと思った。

スウーンの作品の「蝉のように醜く美しく生まれ変わる」というコンセプトもかっこよかった。

バンクシーはコンセプトがひときわしっかりしているしアイデアが突出していて、なぜ評価されているか理解できた気がした。

全体的にDIY精神とか批評精神、反骨精神が感じられて楽しかった。有名作品も多いのに、午前中だからかとても空いていて観やすかった。良い展示だった。

鑑賞後にカフェでランチをした。

主に友人のファックな職場の愚痴を「それは酷いね」と聞いたりして過ごした。私は仕事柄、日頃から業務効率化の情報について目にすることが多いので、友人のファックな職場の話を聞いた時「え、そんなに生産性の低い業務がこの世にあるのか…??」とびっくりしがちなのだが、たぶん私が世間知らずなだけで世の中の8割くらいはブルシットジョブなのかもしれない。まあ別に自分も世に必要な仕事をしている自覚はない。金を生み出すために金を使わせているビジネス、みたいな感覚。早く労働という概念をぶち壊したい。人間が労働をしなきゃいけないなんて幻想に違いないのだから。

一緒に行った二人は誕生日会にも来てくれたのだが、その際はプレゼントを持ってこないでねと伝えていたのもあって改めてお祝いしたいと思ってくれたようで、バースデープレートと花束を用意してくれた。こんなことをしてもらったことはほぼないですよ、感動…。子育てや仕事で忙しい二人なのに、愛…。イラストを注文する際、ポムポムプリンの前に岡村和義が候補に挙がっていたらしく、難しそうすぎて笑った。

去年柴田聡子のライブに一緒に行った友人からイ・ランの『私が30代になった』を勧めてもらったら本欲しい欲求が高まり、解散後に文喫で『きれぎれのダイアリー』と柴田聡子特集の『ユリイカ』を買ってしまった。

もう一人の友人からは手紙をもらったのだが、「学生の時こんな風に思ってくれてたんだ」「今も大事に思ってくれてるんだ」というのが伝わってきてすごく嬉しかった。友達はなんでこんなに私の事を大事にしてくれるのか…人、心があるな~…。

 

5月18日

2年前に亡くなった知人、Nさんのお墓参りのために福島県に行ってきた。

Nさんは大学時代の先輩で、卒業後はほぼSNS上でしか交流がなく生前あまり話せなかったことを後悔していたのだが、友人が誘ってくれたおかげでまた挨拶ができて嬉しい。感謝です。

友人と遠出できるのも嬉しかった。6人で行って、中には初対面同士の人たちも居たが、私は全員顔見知りだったので「あの人とこの人が同じ画角に居る…」という感覚にもちょっとわくわくした。

道中で食べた桜焼肉と馬刺し、とても美味しかった…。

お墓参りの前に、Nさんのご親戚の家でご両親に挨拶した。この親にしてこの子あり、という感じの素敵な親御さんだった。

郷土料理のにしんの山椒漬けもご馳走になった。北の大地出身なのもあって「みがきにしん大好きです」と言ったら「若いのに珍しい」とお母さんが喜んでくれた。食い意地が張っていて良かった。いただいたお菓子もふわふわでチーズの塩気が効いていて美味だった。

Nさんは素晴らしい文章を書く人だというのは知っていたけど、絵も描いてたし編み物もしていたらしい。マルチクリエイターすぎる。『白鯨』を原書で読もうとしたこともあるらしく、やりたいことがたくさんあるチャレンジ精神に溢れた人だったことが分かった。親御さんが「来る人来る人話すことが違う」と言っていて、多面的な魅力があったんだなあと思う。

今回尋ねたメンバーはNさんの悪友という感じで、親御さんにはとても言えないようなエピソードが印象に残っていたので、途中何を話すか言葉に詰まっていて笑った。親には言えないような話の方が人間味があり人となりが表れて、その人の本質ぽいような気がする。

同行した友人が、お父さんの仕草や後ろ姿がNさんにそっくりでびっくりしていた。誰かが死んでも血が繋がった人が生きているということは、死んだ人の一部がちょっと生きているということかもしれない。

ご親戚の家でテーブルを囲んでる時に足元に煙が見えた気がしたがすぐに見えなくなってしまって、蚊取り線香とかだったのか気のせいなのか、霊障的なものだったのかよくわからない。

帰りのレンタカーでBUMP OF CHICKENの『ユグドラシル』と暗黒大陸じゃがたらの『南蛮渡来』と『Creep』を聞いて帰った。Nさんの色々やってみる精神に影響を受けたのか、友人たちが新しいことをやるよう焚きつけ合っていて面白かった。新しいことやりたいっすね~

 

5月19日

大学生時代の後輩とランチ。向こうから頻繁に遊びに誘ってくれる数少ない後輩。ありがたい。彼女に子供ができてから頻度は少なくなったが変わらず遊んでくれて嬉しい。

蒲田のユルディズ トルコ レストランというお店でケバブを食べた。私はイスケンデルセットという牛肉のケバブにヨーグルトがのったメニューを頼んだ。酸味が効いててめちゃ美味しかった。

最近聞いているポッドキャストの情報交換や『ブチ抜く吉田』が面白い、みたいな話をして、帰りがけに誕生日プレゼントをもらった。ありがたや。結婚や出産によりライフステージが変わっても気にかけてくれる友人が居るって奇跡ですよ。

 

5月22日~24日

5月22日の朝、実家で母方の祖母が倒れてその日のうちに息を引き取った。92歳だったのでいつ亡くなってもおかしくなかったのだが、あまりにも急だったので呆然としてしまった。人って死ぬよね。6月頭の妹の結婚式にも参列予定だったので本当に残念。

翌日、葬儀の予定が立ったので、地元に帰ることにした。焦っていたのか、はじめ当日飛行機で帰るつもりだったのに翌日の便を取っていた。なぜかこういう間違いを何度も繰り返している。移動という概念が嫌い。そっちがこっち来いよと思ってしまう。山の方から来てくれればいいのに。まあ移動に対する怨念はいいとして…

妹たちと同じ便を取り直して地元に帰り、まっすぐ葬儀場に向かった。久しぶりに従姉妹たちと会えた。優秀すぎるために海外留学とかしていてなかなか会えていなかったので、元気そうで嬉しい。各自が持ち寄ったお土産を食べながら談笑した。通りもんといちごを一緒に食べると美味しい。

祖母と同居していた母と叔母は、実感が湧かないのか、または無理をしていたのかもしれないが普段通り愉快だった。母は最近行った円山動物園岡村和義のライブの話をしてくれた。叔母もマネキンをポムポムプリンの髪型(髪型?)に切る美容師のインスタを見せてくれた。気丈を通り越している。

祖母の思い出話になり、近年はボケが凄かったらしく、「睡眠薬とビールを飲んで食パンでテーブルを拭いていた」という話を聞いた時は「レーズンで密造酒を作りココナッツサブレを干していた入院中のASKAを彷彿とさせるな」と思った。全然違いますが…

棺桶の中の祖母の頬に触ってみた。皮膚って感じがした。カラダ、器、だったもの、って感じだった。英語で死体をbodyって言うのなんかわかる。既に入れ物になっていた。

伯父が「これを棺に入れて」と言って、30年以上前に祖父がインドに行った際購入したブッダガヤの菩提樹の葉っぱを手渡してくれた。これを入れることで死後いいところに行けるらしい。物持ち良いってレベルじゃねえ。黄色くて葉脈がしっかりしていて、固めのレースみたいな質感だった。

 

実家に帰ったら祖母の痕跡がありすぎて、もう居ないのが信じられなくてシュンとした。祖母の部屋に置かれたホワイトボードに妹の結婚式までのカウントダウンが書かれていて、「6月3日まであと12日!」で止まっていた😞

妹たちとセイコーマートに行って食べたいものを買い、食べながらSONGSの岡村和義回を観た。あのロン良すぎないか?

母が「シニアには似合わないからあんたが着なされ」と岡村和義ツアーグッズのスウェットをくれた。やった~

 

翌日、葬儀に参列。家族葬だったのだが、ただでさえ少ない男衆が仕事があったり海外に居たりで来られなくて参列者9人中8人が女性だった。ものすごい女系家族

葬式の一連の流れって今自分が何をやってるのかよくわからないのだが、亡骸に挨拶をしたり肉体を燃やしたり骨を拾ったりすることが、人が他者の死を受容する過程で必要だと誰かが判断したのだろうなと思ってとりあえずやってみる。火葬後に骨箱を持たせてもらったら、さっきまで冷たくてずっしりしていた大きな祖母がぽかぽかして軽くなって腕の中に納まっていて不思議だった。あと線香の名前が「やさしい時間」だったんですけど、葬儀用品のネーミングセンスって独特ですよね。

どういう流れだったのか謎だが、帰り道に車の中で母と妹2が『くそったれの世界』を合唱していて笑った。

家族と後飾りを設置したりお供え物の果物を食べたり祖母や母が若い頃の写真を見返したりして落ち着いた後、母、叔母、妹たちとラッキーピエロに行ってやけ食いした。どうしてもあんかけ焼きそばが食べたいとなって2店舗行ってみたのだがどちらでも品切れ。舐めてる?悲しい。

オムライス、焼きカレー、スノーバーガー、カツ丼、チャイニーズチキン、オニオンフライ、ラキポテにシェイクやジュースを各々注文。3日分くらいのカロリーがあるよ。終盤は全員フードファイターの表情になっていた。喪失感は胃の膨満感で埋めろ!

帰宅し腹ごなししてから近所の温泉施設でチルした。入浴後、瓶の牛乳を一気飲みした後フルーツ牛乳も飲んでしまった。飲まないとやっていられない(乳製品を)。

 

祖母との思い出を振り返ってみた。祖母は引くほどカロリーとコストが高くてめちゃくちゃ美味しい料理を作る人だった。小さい頃は分厚く柔らかいヒレステーキにトラピストバターをのせたやつとか、卵黄とハーゲンダッツのバニラ味をシェイクしたミルクセーキとかを作ってもらっていた。太るわ!

私は幼少期から食い意地が張っていたため、美味しいものを食べさせてくれる祖母に非常によくなつきおばあちゃん子だったのを覚えている。祖母にとっても私が初めての女の子の孫だったので、ずっとかわいがってもらっていた。

普通老化すると爪もボロボロになりがちらしいが、祖母は美意識が高くネイルケアを徹底していて亡くなるまで爪がすごく綺麗だった。ふくよかで手が大きくてハグが力強かった。

実感が湧かないが寂しい気がする。大学生の時に亡くなった父方の祖父に対してもいまだに実感を抱けていないので、死の実感とか一生湧かないのかもしれない。

祖母の法名は「エコー」と入っているかっこいいものだったのだが、法名を付ける際に祖母がどんな人だったかを聞かれ、母と叔母は「太陽みたいな人だった」と答えたそう。娘たちに太陽みたいと思われるなんてめっちゃいい人生じゃん。自分は死んだ時に周りの人にどんな人だったと言われるかな?ドブみたいとか言われないように気をつけて生きなければ。逆にドブだったらかっこいいか。

正直ボケてからの記憶の方が鮮明なのでどんな人だったか思い出しがたいのだが、上品で浮世離れした感じの人だった気がする。概念的にはマリー・アントワネットみたいな?貴族みたいな?ゆったりして大らかな魅力があった。たしかに太陽のようにいつも見守ってくれるような安心感があった気がする。これからもそうな気がする。祖母が大事にしてくれたので私も自分のことを大事にしようと思います。ばあたんありがとう。

それじゃまたね キスします

 

5月25日

朝、地元から東京へ帰る際、推してるアイドルと同じ飛行機に乗ることになり大層動揺した。祖母が引き合わせてくれたのだろうか?心臓に悪い。

一度帰宅し、荷物を整理してから急いで国立新美術館に向かう。

前売券を買って楽しみにしていた『マティス 自由なフォルム』展の会期終了前日だった。

昨年東京都美術館でやっていたマティス展は主に絵画、今回は主に切り絵や立体作品を展示していた。

マティスは晩年下半身が不自由になり、キャンバスに向き合うのが難しくなったために切り絵を始めたらしいのだが、それまで抱えていた「形はよく描けたけど色がな〜…」「色は良いんだけど形がな〜…」といった悩みが切り絵により解決でき、やっとやりたいことが叶った!というドラマティックな人生が紹介されていた。同じ作家でも切り口が違うと展示の見どころも異なるな〜と勉強になった。

かわいくて色鮮やかでシンプルな線なのに何が描いてあるのかがわかるのがすごい!と思った。昨年のマティス展でも紹介されていた、マティスが建設に関わったヴァンスのロザリオ礼拝堂の再現ブースがあったのもポイント高かった。いつか現地に行ってみたい。

マティスの作品には海藻モチーフが多い、というのも面白発見だった。国立科学博物館で和食展を観た時も思ったけど、海藻ってかわいいんだよね。マティスも同じように「かわいいな〜」と思って描いていたのかと思うとほっこりする。

LINE CUBE SHIBUYAへ移動し、『KIRINJI 25th ANNIVERSARY LIVE』を鑑賞。

絶対に行きたかったのでこのためにKIRINJIのファンクラブに入ったのだが、入りたてにも関わらずとんでもなく良席で浮足立ってしまい、何人かの友人にLINEしてしまった。お騒がせしました。

一部の弾き語りとアコースティックセットはどの曲もアレンジが良く、「この曲ってこんないい曲だったっけ…」とぽーっとしてしまった。

『Drifter』が始まったらそこかしこからすすり泣きが聞こえてきて、もらい泣きしているうちに声を出して泣きそうになった。集団ヒステリー。みんな愛の歌に背突かれて与えるより多く奪ってしまうんだ…この街の空の下あなたがいるかぎり僕は逃げない…😭

幕間映像として高樹が公園で休憩する「何も起こらない映像」が流れていて、多くのファンが「ずっと見てられる〜」と言っていて笑った。

二部のバンドセットではめちゃ踊った。途中からはホーンセクションも入って非常にゴージャスだった。

『朝焼けは雨のきざし』を久しぶりに聴いたら良すぎてかなり食らってしまった。堀込高樹のように偏屈そうな人間から放たれるストレートな愛の言葉、人をうろたえさせる力がある。

去年KIRINJIのライブを観てサポートの伊吹文裕氏と小田朋美氏最高だな…と思って今日もやはり最高だったんだけど、今日は『「あの娘は誰?」とか言わせたい』のMELRAW氏がかっこよすぎて、帰った後も思い出してはうっとりしてしまった。MELRAW氏…。

そして途中のMCで高樹と会話してしまった。会話というのは高樹が「もう1回休憩取ろうかな?2回も休憩したら前代未聞だよね」みたいなMCしてたので「無理しないで〜」と野次ったら「無理してないよ!そっちこそ無理してるんじゃないの!?」と返答してくれたことを指します。まさか返事がもらえるとは思わず。一生の思い出にします。

帰り際、客席に澤部渡氏を見つけました。素晴らしいライブだった。

 

5月30日

Zepp DiverCity小山田壮平バンドツアーを観た。

高校生の時一番聴いていたバンドがandymoriで、その頃一緒にライブに行っていた妹2とチケットを取って楽しみにしていた。お互い仕事終わりで各々のタイミングで入場したので観た場所は違ったが、終演後落ち合ったら二人ともエモい顔になっていた。

近年のソロ曲もかわいくて良いのだが、andymori時代の曲も結構やってくれて、『Life Is Party』『投げKISSをあげるよ』『すごい速さ』は特にグッときてしまった。泣いてしまう。メンバーが違うのでandymoriのライブとは趣が若干違うが、小山田壮平と藤原寛が隣合って演奏するのを見ていたらこみあげてくるものがあった。ギターの岡愛子さんもかっこよかった…。

MCで「高校生の姪っ子が今日初めてライブを観に来た」と言っていて、時の流れはすごい速さで進んでいて、小山田壮平も自分も年を取ったのだなと感じた。

自分の誕生日会を自主開催した話

30歳になったので、記念に誕生日会を自主開催した。

去年友達が自分で誕生日会を開いていてとても素敵だったので、それに倣う形。

実際やってみたら「なんでみんなやらないんだろう」と思うくらい楽しかった。

こんな準備をして当日はこんな感じだったよというのを記しておきます。みんな誕生日会をやろう!

 

【準備】
  • 当日何をするか決める

まずは何をするか決めないと始まらないのでここから考えた。「寿司を握りたい」「カレーを振る舞いたい」「カラオケがやりたい」「タロット占いがしたい」「自分で作ったプレイリスト流したい」など案を出す。これにより、キッチンとカラオケとしっかりめのテーブルとSpotifyを繋げられる環境がある会場で開催するイメージを具体化していった。

当初は公園でドデカピクニックとかもいいなと思っていたが、4月は天候が安定しないのでレンタルスペースを借りて屋内でやるべきだなと考え直した。晴れやすい月に生まれた人なら楽しそうだから屋外開催良いと思います◎

  • やりたくないことも決める

細かいお金の計算と力仕事だけはやりたくないと思ったので、会費はきっかり1,000円にして、ドリンクは各々持ち寄ってもらい、プレゼントは持ち込み禁止にすることにした。結果かなり楽だったので、この過程が重要だと思われる。

  • 人数のあたりをつける

誘いたい人の顔を思い浮かべてみたところ20人くらい居たので約20人キャパで会場を探した。

  • 日程を決める

誕生日当日は平日だったので、誕生日に近い3連休の中日に開催した。内容にもよるが、前日は準備に奔走することになるし、翌日は疲れで1ミリも動けなくなるので、やるなら3日以上の連休の中日が絶対におすすめです。

  • 会場を決める

20人ほどのキャパでちゃんとしたキッチンとカラオケが両立した会場を探すのは困難を極めたが、えーいと決めた場所がとても良くてラッキーだった。夜にダイニングバーとして営業しているお店を昼の時間帯に間借りする形。キッチンの写真がレンタルスペースのサイトに載ってなくて賭けだったけど、Googleマップのレビューとかを見て「フード出してる店なら大丈夫だろう」と判断し、結果正解だった。

Spotifyのプレイリストを流せるかも不安だったけど、お店に設置してあるFire TV Stickが使用可で、かなり自由に使わせてもらってありがたかった。せっかくだからと会場下見の際にカレーとビールを頼んだら美味しかったので、客としてまた来たい。

  • 開催予告、人数確定、アンケート実施

開催の1か月前くらいから友達に日程のお知らせをし、来られる人の人数を把握していった。寿司ネタをどうするか迷ったのでGoogleフォームでアンケートを作成して参加者の方々に答えてもらったのだが、近況や私に期待することも聞いたらラブリーな回答を得られたので、アンケートをしてみるのもおすすめです。

  • 必要なものを購入・貸してもらう

当日やることが固まってきたら必要なものを洗い出し買い出しをする。カレーを入れるホーローの保存容器や混ぜ寿司を入れる容器などは新たに購入した。これでいつでもケータリングができるぜ!友人からはクーラーボックスや炊飯器、電気ケトルなどを貸してもらった。加えて何人かにお願いし、当日少し早めに来てもらい準備を手伝ってもらうことにした。人に頼ることも大事だなと実感した。

  • フライヤーとタイムテーブルを作る

Adobeを駆使してイベントのフライヤーとタイムテーブルを作成した。ワイがDIYライオットガールや!素人でもなんとなく良いものができるのでAdobeって本当にすごい。

タイムテーブルを考える過程で、来てくれた人全員とちゃんと話せない気がしてきたので、少しでも1対1の時間を作るためにチェキ会も開催することにした。それでも時間を持て余す人がいる予感がしたので、ブログのURLをQRコードにして印刷して壁に貼って、見たい人には見てもらう形にした。当日は分身しないと回らないくらいバタバタしたので、そういう工夫もやって正解だったと感じる。

  • プレイリストを作る

ここ数ヶ月〜1年くらいで聴いてた曲を中心に、パーティーぽさや企画との相性、来てくれる友達の趣味などを加味して作成した。開催の2か月前くらいから大枠を作っていたけど、日程が近づくにつれその時の気分と合わなくなってきて何回か作り直したので、直前にバーッと作った方が良かったかも。会場にはプレイリストにアクセスできるQRコードを印刷して壁に貼った。プレイリストはコレ。当日曲に合わせて自分の名前をコールしてもらったりしてテンション上がった。

  • フードを仕込む

大事な友達に不味いものを食わせるわけにはいかねえ…と、当日までに何度か練習で作って自信が持てるものだけを提供した。お品書きは握り寿司、いなり寿司、鮭と青じその混ぜ寿司、鯖缶トマトカレー。カレーは特に美味しくできて、友人数人からレシピを尋ねられた。稲田俊輔氏のカレーレシピは簡単なものが多くて本格的で美味しくて激推しです。

 

【当日】

当日は今年一番の暑さになり、来てくれた友人から「天気も祝福してくれているね」と言ってもらえるくらいのいい天気だった。

屋内とはいえ天気がいいのはありがたかったが、食材が悪くならないか心配になった。生ものの提供があったので特に気を使ったのだが、気温が高くなる可能性がある場合はしっかり温度管理するのが大事だなと思った。

前日にカレーの仕込みをして持ち物を揃え、当日は5時起きで寿司の仕込みをした。時間に余裕を持ったつもりだったが、用意が全然間に合わず予定より会場入りが遅くなってしまった。友達に手伝ってもらったおかげで、どうにか人が揃う頃には準備が整った。空調の設定がよくわからなくて苦労したが、これも友達が調整してくれてめちゃくちゃ快適になった。友達がいないと何もできません。

「今日お寿司食べれるから昨日寿司我慢した」という人と「昨日お寿司食べた」の人どっちもいてウケた。フードのクオリティに満足してもらえるかドキドキしていたが、グルメな人に「全部抜群に美味しかった」と言ってもらえたので自信が持てた。

段取りが悪くて朝からあんまり食べていなかったので、寿司を振舞った後にまかない的に残ったものを食べていたら、その間に有志の皆様が片づけをしてくれて、食べ終わる頃には食器洗いや持ってきたものの整理が終わっていた。更に、ゴミを持ち帰らないといけなかったのだが、参加者がみんな率先してゴミを持ち帰ってくれたので、私が持ち帰るゴミが無い状態になって「!?」と思った。みんな育ちが良すぎないか?

結論として、いい誕生日会にするにはいい友達を呼びさえすればいいということだと思う。結局人なんだな~

 

【感想】

好きな人だけを呼んだので、会場が右を見ても左を見ても好きな人しかいない空間になりかなり幸せだった。しかも「おめでとう」とか言ってくれるのでヤバい。みんな思い思いの方法で愛情を伝えてくれて嬉しかった。

フライヤーに「手紙が欲しい」と書いたら、手紙を持ってきてくれた人が何人かいて嬉しかった。友達が自主的にポストカードに参加者全員から一言ずつ書いてもらったものを渡してくれて、それもとても素敵だった。手紙って本当に良いですね。感情が乗ってるし、字体から書き手を連想させて擬似的に会っている感じがするので逆に未来を感じる。言葉ってすごい、言葉にならないすべてもすごいが言葉ってすごい。

宝物すぎて独り占めした方がいいかもしれないけど、私のことを「めちゃくちゃ社会性があるやさしい山犬」とたとえてくれた方がいて、わ〜!なにそれめっちゃかっこいいと思った。私の死後発掘されて名文として世に発表されてもおかしくないくらい素晴らしいです。

誕生日会の後も手紙をくれる人が何人かいて、「あの時こんな気持ちだったんだ」「こんなに私のこと覚えてくれてるんだ」と驚きと感動があった。私は過去のことは正直ほとんど覚えていなくて恨みとか許せないことばかり記憶してしまうので、誰かと過ごした瞬間の感情とか誰かからしてもらって嬉しかったこととか、これからはちゃんと覚えておきたい。


参加者が口を揃えて「知らない人も居たけどみんないい人だった!」と言ってくれてあったかい気持ちになった。それはあなたたちひとりひとりがいい人だからそうなってるんですよ~という感じ。

「いい人だけ選んで友達になってるから友達少ない」って思い込んでたけど、「いい人との縁を切らさないようにしている」だけでそれは友達の多寡にはあまり影響していない、というか友達結構多いのかも?と思った。

体感としては大成功で、それを「あなたの人徳のおかげだよ」とか言ってもらってしまい、"And in the end the love you take is equal to the love you make"という歌詞を思い浮かべた。

30歳を迎えた時のブログでは「人から何か欲しいとかしてほしいとか思わない」と書いたけど、書いた直後から「"何かしてほしいと思わない"ということより"人に何かしたい"と思うかどうかが大事なのでは?」と思っていたので、今後は益々与える女になっていきたい。僕の愛している人よ〜

 

急に視力が上がったかのように周囲の人からの愛情をはっきり感じられるようになった気がする。ちゃんと行動したり言葉にしたりしたのが良かったのかもしれない。普通に生きていると周囲の人のありがたみを実感するのって難しいと思うので、こういう機会を持てて貴重な体験になったなと思う。

一人2貫ずつとは言え20人近くの方に寿司を振る舞い、タロット占いした人は告白に成功した(その後すぐ別れちゃったらしいけど)ということで、寿司職人や占い師として確かな実績を作ることができ、自信に繋がった。特技の無い人間だと思っていたけど、寿司とタロットは特技として主張していこうと思う。結構大変なので頻繁にはできないけど、次は35歳の時とかにまたパーティーを開きたい。みんな誕生日会をやろう!